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多言語化でさらなる展開を見せるSNS

多言語化でさらなる展開を見せるSNS
SNSの多言語化はユーザ、運営企業の双方に
メリットをもたらす
アメリカのビジネス関係者の間では、もはやビジネスには欠かせないSNSとして熱い支持を集めている「Facebook」。現在も破竹の勢いでユーザ数を伸ばしているというが、使用言語が英語のみということからか、日本人ユーザはまだあまりいないという。ビジネスの拡大という期待のもと、自分の母国語とは異なる言語で運営されている他国のSNSに参加したいという意欲を持つ人は、日本人にも少なくないだろう。しかし、現状でそれを実行できるのは語学力に自信のある一部の人に限られてしまうし、またSNS自体も、ひとつの言語にしか対応していないことで、展開の幅を狭めてしまっている。

ところが、すでにこうした言語の問題をクリアし、大きな発展をとげたSNSがある。ベルギーの多言語対応SNS「Netlog」だ。同サイトは現在、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、ルーマニア語などの欧州15カ国語で運営されており、毎月30億ページビューを記録しているという。ターゲットは14〜24歳の欧州に住む若年層で、公称ユーザ数は2,800万人(2007年12月現在)で引き続き増加傾向とのこと。

Netlogはあくまで若年層向けなので、新たなアイデアやビジネスを創造するところにまでは結びついていないかもしれない。とはいえ、「欧州のマーケットの扱いは画一的過ぎる。我々のサービスは欧州各国の多様性を認識しており、Netlogはさまざまな言語や文化に向けてサービスを提供する唯一のSNSだ」と現CEOで創業者のLorenz Bogaert氏が自負する通り、多言語に対応することで異なる言語を持つ小国の多い欧州マーケットをカバーすることに成功したといえる。このように、多言語化が多くのSNSに取り入れられるようになれば、より多くの人が言語の壁を感じることなく、グローバルなビジネス展開を視野に入れることができるだろう。
日本では語学学習に多言語対応SNSを利用
多言語対応SNSが存在するのは、もちろん欧州だけではない。日本を含むアジアでも増えてきており、日本語と中国語といった2カ国語に対応したものから、日本語・中国語・韓国語・英語といった多言語対応のものもある。これらは主に、国際交流を目的としたり、日本に住む外国人が日本人とのコミュニケーションを深めるためのコミュニティサイトとして利用されているようだ。

また日本では、このような交流目的のほかに、語学学習といった側面から多言語対応SNSを利用する動きも増えてきている。それらのSNSの中にはSkypeを実装しているものもあり、ユーザ間で母国語を教え合うといった交流はもちろん、登録者の中から講師を募り、語学レッスンを提供しているサービスもある。

SNSを語学学習に取り入れるという点では、英会話教室が生徒間での語学力向上を図って自社サイト内にSNSを設置したり、もともと語学学習のメソッドやアプリケーションを有する企業が、eラーニングサイトの会員のモチベーションを上げる対策のひとつとしてSNSを取り入れるという事例もある。これらの語学学習を主体としたSNSの中には、有料登録や有料レッスン等は行わず、あくまでも「語学学習ができるSNS」というスタンスをとって無料で会員を募り、将来的には広告で収益を立てることを見込んでいるものもあるようだ。

欧州とはまた違った動きではあるが、語学学習への活用も、多言語対応SNSのひとつの利用法としてさらなる展開が期待される。

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