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SNSは社会貢献の場になる

SNSは社会貢献の場になる
ソーシャルメディアを通じて資金を調達!
欧米では個人がSNSを利用してお金の貸し借りをする「ソーシャル・レンディング」が注目を浴びている。これはインターネット上でお金を貸したい人と借りたい人をマッチングさせ、銀行などの金融機関が提供してきた融資の仲介にかわり、借りたい人には低いレート、貸したい人には効率の良い投資機会を与えるしくみだ。バックボーンのない個人でも、活動目的が利用者たちの支持を集めれば、考えに賛同する人間から“出資”が見込める。

例えば、「ChipIn(チップイン)」(日本語で、お金を出し合ってください)というサイトをご存知だろうか。ここでは資金集めを早く簡単に、安全な方法で実現することをうたっている。利用者のAさんは、海外で開催されるブロガーのサミットに出席するため、その渡航費用の調達を試みた。お金を貸す側には、「コミュニティの一員として困った人を助けたい」「社会に貢献したい」と考えている人が多いので、こうした趣味・関心に近い呼びかけでも資金調達は成功に終わっている。もちろんAさんはインターネット上でサミットの報告をするだろう。出資者たちは、リアルな「情報」を得ることができるのだ。日本では法的規制もあって類似ビジネスは発達していないが、金融機関との取引が困難な人を中心にニーズがあるのではないか。
有意義な“お金の使い方”とは?
SNSやブログによって結びついた人々は、さまざまな価値観に触れる中で新しいビジネスの可能性を探している。例を挙げると、サラリーマンや主婦などの一般的な個人投資家の中には、経済が発達しきった先進国より、インターネットを介して発展途上国を投資の場に選ぶ人が増えた。

2004年に米国で開設された「Kiva(キバ)」というサイトでは、発展途上国で事業を起こそうとしている現地の起業家に融資を行う。ドルと現地通貨では貨幣価値が異なるため、一口25ドルという小額からでも十分にビジネスを支援することができる。また、PAYPALやgoogle、YouTubeなど、有名なIT企業がKivaのサービスをサポートしている点にも注目したい。Kivaの仕組みなら、融資後の事業はどうなったのかというところまでチェックができ、継続的かつ良好な関係を築くうえで期待が持てる。何より、Kivaは無担保無利子の貸付けではないが、各国に経営指導の専門組織が存在し、返済の期日が約束されているので融資の返済率は100%に近いという。

ソーシャル・レンディングでは、従来の金融機関と異なり金利やリスクだけで融資先を判断していない。出資する人々が重視するのは、「自ら出資したお金はどのように使われるか」という点だ。現地の最新情報を得ることや配当収入がきちんと返ってくることも重要だが、インターネット上で展開している活動だからこそ、ソーシャル・レンディングは人と人のつながりを豊かにする資金運用法として支持されている。


※ChipIn(チップイン) http://www.chipin.com/
※Kiva(キバ) http://www.kiva.org/app.php

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